商品の裏側にあるエピソードを語る


NHKがかつて放映していた「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」では、商品開発の裏側で苦労をしていた人たちの創意工夫が、番組を見ている人たちに感動を与えました。

商品というのは、ある日ポンとできあがるものではありません。日ごろわたしたちが手軽に皮をむいて食べているミカンは、何年にもわたった品種改良という努力により、いまのように皮がむきやすい大きな果実になったのです。

果物や野菜関係は、ほとんどすべて人間による品種改良によって生み出されてきたものです。

奇跡のリンゴ」という本には、土壌を改良することによって無農薬でリンゴを育てることに成功した木村秋則さんの苦労が書かれています。

通販ビジネスはなぜ資金がないほど成功するのか」という本では、人気化粧品エクスボーテを開発するまでの、北野泰良さんの奮闘努力と高級ファンデーションを作っている技術者のこだわり、「接近美肌女優肌」というコピーが生まれた背景などを知ることができ、感動の一冊に仕上がっています。

こうした本は売れます。プロジェクトXが高視聴率を獲得したように、人間はほかの人の努力に感動し、涙します。


名前は忘れましたが、「涙は人々を長い間感動し続け、飽きさせることがない。それに比べて、笑いは一瞬で忘れ去られる」というようなことを言った映画監督がいました。

商品は、多かれ少なかれ、人々の努力によって生み出されています。商品の裏側にはエピソードがあるのです。

ビリーズブートキャンプは、普通のダイエットエクササイズとして販売したときには、さっぱり売れませんでした。ところが、ビリー隊長が米軍の新人を鍛えるブートキャンプのように、猛烈にダイエット希望者をしごくという商品コンセプトに変えたとたん、爆発的に売れ出しました。

商品の裏側にあるエピソードに触れると、人々は感心し、あるいは感動します。

商品を売ろう売ろうとすると、その商品のいい点だけを強調しがちになります。デメリットを少しだけ話して、それが問題にならないほどのメリットがあることを強調してみたりします。

それはそれで、正しい売り方です。ただ、そうした売り方は誰もがやっているので、「どこのサイトを見ても同じだな」という程度の印象しか残しません。

ところが、もしあなたのサイトで「その商品の裏側にあるエピソード」が語られていると、ビジターにとっては始めて接する情報になる可能性があります。

商品をアフィリエイトするときには、そうしたエピソードを探してみるという方法もあるのです。

さらに、こうしたエピソードを語るという売り方には、もうひとつのメリットがあります。

それは、そのエピソードに感動した人たちが、ほかの人にもその話を伝えようとしてリンクを張ってくれることがあるということです。いい話や感動する話、「へーそうだったのか」と思わせる豆知識には、一方的なリンクが張られる傾向があります。

つまり、いい話を語ると勝手に被リンクが張られるのです。

これが検索エンジン対策で有利に働くのはいうまでもありません。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする