0.2秒ルール


インターネットで商品を買う人の約65%は、検索エンジン経由で来ることが分かっています。リピーター(再訪問者、固定客)は、全体の35%に過ぎません。そして、このリピータの多くは直接ECショップに流れていく人達です。

アフィリエイトサイトのリピーター中で、再び同じサイトで同じ商品を購入する人というのは極少数です。そうでなければショップが新規顧客獲得コストの削減策としてアフィリエイトプロモーションを採用する理由がなくなります。

サイト訪問者のうち、リピーターの継続的な商品購入を期待できないアフィリエイトサイトとしては、検索エンジンからの訪問者にいかに商品を購入してもらうか、が最大の課題になります。そこで、検索エンジンからやって来た人がどういう行動を取るかを知っておく必要があります。


検索エンジンの利用者には、利用する検索エンジンごとに特徴があります。

Yahoo! JapanやMSNサーチはインターネット初心者がよく利用しています。

これは、パソコンのブラウザの初期設定がそうなっているからです。ホームページ(ブラウザを起動したときに表示される規定のウェブサイトのこと)がYahoo! Japan で、アドレスバーに検索したいキーワードを入れてリターンキーを叩くとMSNサーチで検索されるといった具合です。それで、その設定のまま使っているわけです。

Googleは、インターネットの経験が3年以上の中上級者がよく使います。

Yahoo! Japan で検索をすると、今だに最初の方にディレクトリに登録されているサイトが優先的に出たりしますから結構鬱陶しいのですね。また、以前はページ検索結果としてGoogleの検索エンジンの検索結果が表示されていたのであえて Yahoo! を使う理由もなかったのです。

彼らにとって検索エンジンといえばGoogleのことで「ググる」という言葉があるくらいです。また、アドレスバーに検索したいキーワードを入れてリターンキーを叩くとGoogleで検索できるように設定を変更することも彼らにとっては簡単です。初心者にとっては少し面倒ですが。

Yahoo! JapanやMSNサーチを使うインターネット初心者は、検索キーワードに一つの単語しか使わない「一単語検索」をすることが多いのも特徴です。そうした検索の仕方しかまだ知らないのです。

インターネットでの検索経験が長いGoogleの利用者は、複数の単語を組み合わせた「複数語検索」をします。複数語による論理積で検索対象を絞り込む方が意図した結果が早く手に入ることを知っているからです。

検索エンジンで一単語だけのキーワードを使って検索をすると莫大な数の検索結果が表示されます。その単語が含まれるページが検索エンジンにインデックス化されているだけ全て表示されるからです。

その中には個人の日記サイトや掲示板が数多く含まれます。その中から目的の情報が含まれるページを探し出すのは大変です。ですので、検索エンジンを使い慣れている人達は、意図した情報を含むページを早く探し出すために複数の単語を使って検索をするのです。

ところで、「インターネットの超初心者」の場合は、時々ものすごい数の単語を使って検索することがあります。どうしてそういうことが起きるかというと、新聞や雑誌の広告、人から聞いた話をそのままキーワードにするからです。

こうした場合、検索結果にはその全てのキーワードを使ったページしか表示されません。たいていの場合は、よくて数ページしか表示されないのです。

もし、あなたの作ったページがその中に含まれているととてもラッキーです。検索者が超初心者だということは、他の検索方法を知らない可能性が高いので表示されたページのいずれかを訪れる可能性が高いからです。そうしたキーワードの仕掛け方も有効であることを知っておいてください。

検索エンジン経由でやってくる人達は、他のサイトのリンクを辿ってやってくる人達よりも購買意欲が6倍ほど高いことが知られています。

検索エンジンを使う人の目的は自分の欲しい情報があるサイトやページを見つけることです。商品やサービスの購入を検討している人は、その目的に合うサイトを訪れるわけですから購買意欲が高いのは当然の結果なのですね。

また、そうした人は目的の商品を既に決めているか、ある程度範囲を絞って他の商品との比較検討をしていることが多いのです。ですので、目的の商品についての情報が書かれているページに直接訪れることが多いのです。

検索エンジンの仕組みからいって、そうした人がサイトのトップページを訪れることはありません。サイトのトップページを訪れる人は、あることについて漠然としたイメージを持って情報を調べています。例えば「パソコンを買い換えようか」といった動機の人は、パソコン販売店のトップページにいって、パソコンコーナーに行って、というような行動を取ります。

購買意欲の高い人が直接商品を紹介しているページを訪れるのなら、そのページだけで商品の購入を決断できるようなページの作り方になっている必要があります。そうすると、そこで即購入してもらえる可能性が出てきます。そうでない場合は、他のサイトに行ってしまう確率が高くなります。

検索エンジンで目的の商品関連情報を検索した人のうち80%の人は、検索結果で表示されたリストの中から最適だと判断したサイトを選びます。表示された各サイトのタイトルと説明文(スニペット)を読んで選ぶのですが、選択されるサイトは1ページにつき1サイトです。

いくら上位に表示されても、タイトルと説明文が不適当だと選択されない、クリックされないのです。それでは時間を掛けて全てのサイトのタイトルと説明文を読んでいるのかというとそうでもありません。検索結果を読んで内容を判断する時間は、1サイト何とたったの

0.2秒

だといわれています。

たったの0.2秒で文章をきちんと読めるはずはありませんね。実は、検索結果のリストを見た人は、イメージとしてタイトルと説明文を「見て」、「このサイトには自分の探している情報が書かれている可能性がある」と判断したときに初めて文章を「読む」のです。

つまり、「もっとよく読む必要がありそうだ」と直感的に判断されたときに初めてよく読んでもらえるのです。

人間にはそうしたイメージ判断ができるのですね。人間の脳は一瞬で大量のデータを処理する能力があります。自動車を運転している人が、いちいち周りの状況や運転操作に注意を払わなくても無意識に自動車を走らせることができるのはそのためです。

ですので、サイトの各ページ毎のタイトルとスニペット(検索結果に表示される短い説明文)はとても大切なのです。そこしか判断材料がないのですから。

こうして数あるサイトの中からあなたのサイトを選んでくれた人が検索結果のリンクをクリックをしてあなたのサイトにやってきます。このとき、その検索者は「あなたのサイトに自分の探している情報がある」と期待しています。とても期待しているのですね。

なぜなら検索キーワードの組み合わせをあれこれ考えて、何回か検索をしてみて、ようやっと意図するようなサイトの一覧が表示される検索キーワードの組み合わせを見つけ、そのキーワードの組み合わせで検索した検索結果のリストから「ここだ!」と思ってやって来たのですから。

もしその人が「四角い バナナ」を検索キーワードとしていた場合には、クリックして行った先のあなたのサイトには「四角いバナナ」がなければならないのです。

しかも、あなたのサイトを訪れた、その刹那、約0.2秒という短い瞬間に「四角いバナナ」があることが分からなければならないのです。サイトを見定める時間さえ、たった0.2秒なのです。

その時間内に検索者は、イメージ判断であなたのサイトの品定めをします。当たりか外れか、瞬時に判断するのです。そして「当たりだな」と思ったとき、初めてページの文章を読み始めてくれるのです。

したがって、訪問者があなたのサイトを訪れた瞬間にコンテンツの内容がイメージとして分からなければならないのです。

注)0.2秒というのは、ページが開くまでの時間ではありません。ページが
 開いてからの時間です。


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