シナジー


先日「訪問者」という不思議なお名前の方から以下のような意見が寄せられました。

私のサイトで紹介しているアフィリエイト関連知識:マーケティング手法のなかで、「あなたが売りやすい商品とは」と「物量作戦」という記事の内容が矛盾するというのです。


あなたが売りやすい商品とは

物量作戦

前者では「とにかく一品売る」ことを推奨し、後者では「商品紹介ページをとにかくたくさん作る」ことを推奨しているが、どちらもウェブサイトを作り始めたら最初にやりたいこととして紹介しているのは相矛盾するのではないかという指摘でした。

この指摘、どう思いますか?

わたしがこの指摘を読んだときに思い浮かんだのは、国際捕鯨委員会(IWC)で日本の農林水産省が「ミンク鯨が大量のサンマを補食しているために、将来サンマの漁獲量が激減する可能性がある」と主張したのに対し、環境保護団体のグリンピースが「昨年は以前よりもサンマが豊漁だったのだから、その主張は矛盾している」と反論したときのことです。

その反論に対して農林水産省の参事官である小松正之氏は、次のように答えました。

「なんて非科学的な。鯨を捕ればもっとたくさんサンマが捕れるようになるだけのことだ」

私のサイトで紹介した「ウェブサイトを作り始めたら最初にやりたいこと」の2例も同じことで、両方とも効果があるし、両方同時にやるともっと効果があるだけのことです。何の矛盾もありません。

これは一般的な店舗を経営している場合のことを想像しても容易に理解できることです。「今日のお買い得」として数点の商品を並べておくだけでは売上げは限定的です。たいていの場合、それ以外の多くの商品も展示しておくのが普通です。その方が集客できるし売上げも上がるのです。

アフィリエイトでは様々な商品を扱えますが、自分自身が購入して体験談を書くことができる商品は限定されます。全部買ってみることは現実的ではありません。

ですが、自分の購入体験談とともに他の商品も紹介しておくと、実際に購入した商品以外の商品も売れやすくなるのは事実です。

このように、複数の施策を同時に実施することにより、各々の施策を別々に講じた場合よりもより大きな効果を得られることは、マーケティングの手法としてよく知られていることです。そうした効果をシナジー効果(相乗効果)といいます。

企業が新製品の広告を打つときでも、ポツンポツンと時間を掛けてはやりません。テレビ、ラジオ、新聞雑誌で短期間に同時に、大量に広告展開します。その方が効果があるのですね。その後は、その商品の記憶が市場から消えない程度に広告を打ちます。最近では、この忘却を抑止する効果を狙ってインターネット広告がよく使われます。

要するに、こういうことです。

○売れやすい商品としては、自分の購入したことのある商品を紹介する

○売上げをアップするためには、サイトの商品紹介ページを大量に作る

◎そうすると相乗効果で、より以上の売上げアップが見込める


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