Yahoo! の検索システム


Yahoo! JAPAN が、2005年10月から従来のディレクトリ登録サイトの優先表示をやめ、独自のロボット型検索エンジンYSTのページ検索結果を優先表示することにしました。

ヤフー日本法人、完全自動検索に移行・閲覧数伸ばすグーグル型 (日経)

○要約

検索サイトのヤフー日本法人は人手を利用して登録したサイトを優先的に表示する方式をやめ、10月にも検索を完全自動化したグーグル型に切り替える。
(日本経済新聞)

この方針転換は、Yahoo! ディレクトリに登録されているサイトの優位性が崩れることを意味します。


Yahoo! ディレクトリに登録されているからといって、優先表示されるわけではないので、サイトやページの質が検索結果での表示順位の基準になるからです。

今年6月現在、日本国内の検索サイトの利用者数は、Yahoo! JAPAN が三千六十九万人、Googleが千七十四万人となっています。Yahoo!が約3倍のユーザーを抱えているのです。

Yahoo! ディレクトリに登録されていなくても、ロボット型検索エンジンYSTでのページ検索結果では上位に表示されているサイトは有利になります。

YSTとGoogleではページの重要性を算出するロジックが違うようで、YSTでは上位に表示されてもGoogleではかなり下位に表示されるサイトがあります。逆の場合もあります。

このあたりの「検索精度(検索者が期待するページが表示される割合)」は今ではまだGoogleに一日の長がありますが、YST MSN が猛追しています。
(米国の検索エンジンユーザー満足度調査から)

いずれにせよ、Yahoo! ディレクトリに登録されていることが重要な戦略であった時代は過去のものになろうとしています。

あなたはユーザーの利便性を重視したサイトを作ることに集中してください。各社の検索エンジンが目指しているものは、検索者が期待するページが表示される割合、「検索精度」です。

検索エンジンがユーザーの利便性を目指しているのに、ユーザーではなくて検索エンジンに好かれるサイトを作ろうと変な努力をしているサイト運営者が結構います。それは、各種検索エンジンが欲しがるサイトではありません。

本来の検索エンジン対策とは、ユーザー利便性への対策なのです。

これまで Yahoo! JAPAN の検索結果で自分のサイトの前にディレクトリ登録サイトが数多く表示されてウンザリしていた方は、10月からは気分がよくなるかもしれませんね。それにライバルの対象が全く違うサイトになる可能性さえあります。ちょっと楽しみですね。

ところで、Yahoo!ディレクトリ登録は、各種ロボット型検索エンジンの表示順位に影響を与えますので、登録が全く無駄になるということはありません。そのあたりは誤解しないでください。

(その後の状況)

Yahoo! では、新検索システムになってもディレクトリ登録サイトの検索順位は、比較的高い傾向にあります。
ビジネスエクスプレスで儲けられるうちは、こうした傾向が続くのでしょうか。


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