御用聞き

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サザエさんで三河屋酒店のサブちゃんという御用聞きのお兄ちゃんが出てきます。本名は三郎といって、あさひが丘の主婦の情報網らしいですね。青森県の出身だそうです。

そのサブちゃんは、磯野家に御用聞きにいっては、サザエさんと立ち話をして、肝心の商売の話しをし忘れて帰ってしまいますね。あくまで御用を聞きに行っているのであって、無理に注文を聞き出そうとはしません。えらいですね。

御用聞きのいいところは、押し売りではないところです。サブちゃんのように注文を聞くのを忘れて帰ってしまってもいいんですね。いや、それはちょっと困りますね。サザエさんがあわてて後を追いかけないといけません。


一時期、ネット御用聞きサービスが流行ったようですが、やっていることはインターネットで注文を取って配達する、というネットショップです。もう、やめてしまったところも多いようです。

2001年頃に流行ったようですから、時期が早すぎたのかもしれません。今ではインターネットで買い物をすることは普通のことになっています。ネットショッピングが普通のことにならない限り、ネット御用聞きは難しかったので撤退するショップも多かったのでしょう。

御用聞きといっても、買う側がブラウザで商品を見てから注文をするのですから、本当の意味での御用聞きではありません。まさかメールで注文を聞くわけにもいきませんしね。

ところが今では、インターネットユーザーは、自分で調べてネットで買い物をします。それも、特別なものを買うわけではありません。本やCD家電などの他、納豆、米、味噌、醤油、酒、など、ほとんどのものがインターネットで買われるようになりました。

ミネラルウォーターや酒類は「重いから」という理由で、ネットで買う人が増えています。米あたりも「重いから」結構買われているのかもしれません。ネットで買うと、宅配便で翌日に配達してもらえますからね。宅配ピザなみの気軽さになっているのかもしれません。

つい最近まで「インターネットでは近所のスーパーで買えるものは売れない」といわれていました。あるいは「大型家電はネットでは売れない」ともいわれていたのです。でも、どんどん売れています。近所のスーパーで売っていようが、大型家電であろうが、きちんと配達してもらえてサポート体制がとれているのなら、自分で足を運ぶよりも、パソコンで注文をして、後は宅配されるのを待っている方がいいという人が、確実に増えているのです。その方が便利だから、ですね。

「近所のスーパーで買えないものを扱った方が売りやすい」ということは事実でしょうが、そのこと自体が売れる条件であった時代は過ぎ去ろうとしているのかもしれません。

三河屋のサブちゃんは、御用聞きにいって注文の品を各家庭に届けるのが仕事でした。その方が各家庭の主婦にとって「便利」なのです。今やインターネットユーザーは、その御用聞きの便利さをネットショップで実現しようとしています。後は、ネットショップがそれに応えることができれば、商品は売れそうです。

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