企業のクロスメディア戦略


テレビCMの効果が薄れてきた今では、マスメディアを利用していた企業の広告戦略は、テレビ新聞雑誌中心での広告からインターネットでの広告展開をも重要なものと位置づけてきています。

今やインターネットはテレビに次ぐメディアに成長し、インターネットの情報検索ツールや情報コミュニケーションツールとしての性質を考えたときには、テレビCM以上の広告効果が見込めることが分かってきました。


加えて、インターネットユーザは商品の比較検討にインターネットを積極的に利用し「商品購入の決め手はインターネットだった」と回答するまでになっています。インターネットユーザはテレビや新聞雑誌の広告をあまり信用せず、インターネットを利用して自分で商品情報の調査をして購入の意思決定をしているのです。

こうした事情により、商品の存在を気付かせる広告としては、従来のテレビCMに代表されるマスメディアとインターネット広告を利用し、商品の購入を決意させる目的ではインターネット広告を利用するという商品広告の役割分担が進みつつあります。

このような広告の役割分担をすることにより、商品の認知から購入の決断までの流れをマスメディアとインターネットを利用して相乗効果で高める試みが行われており、各媒体を単独で利用するよりも各媒体で同時に広告を展開した方が商品の認知が高まり消費も伸びるということが分かってきました。こうしたマスメディアとインターネットの相乗効果をクロスメディア効果といいます。

ここで理解しておきたいのは、今や消費者はマスメディアの提供する広告を信用していないということです。そのために個人の情報ツールとしてのインターネットで商品情報を調べて購入をするべきか否かを決断しているわけです。ですので、インターネット広告は一部の大手サイトに掲載しても意味がないわけで、インターネットでは不特定多数の個人サイトに広告や商品情報が掲載されてこそ情報の信頼性が生まれるのです。

企業がインターネットのこうした可能性に気がついた今、単に新規顧客の獲得コストの低減として始まったアフィリエイトもその性質を変えながら市場規模を拡大していかざるを得ないと考えられます。


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