本を書いてみよう


色々な書籍やノウハウを読んでみたのですが、みんな同じことばかり書いています。「検索エンジンで上位に表示されるようになりましょう」なんて方法なら、書店で立ち読みできます。何か効果的なノウハウはあるでしょうか。

メールでいただいた質問です。それにどう答えたのかは、ここでは紹介しませんが、ひとつだけ確かなことがあります。

「どのノウハウも、書いた人にとっては最も効果的なノウハウです」

そして、どの本にでも書かれているようなノウハウは、それだけ多くの人が応用できる万人向けのノウハウだということも想像ができます。ただ、それぞれのノウハウは各人に向き不向きがありますし、効果が現れるまでの期間も違います。手法が違うのですから当然ですよね。ですので、本は買って読んで実践してみなければ、その本当のところは分からないのですね。自分に向いているかどうかも含めて。

ところで、紹介した質問では、『「検索エンジンで上位に表示されるようになりましょう」なんて方法なら、書店で立ち読みできます』と、書いてありました。まあ、立ち読みはできるかもしれませんが、その著者の意図しているところが分かっていなければ、何の役にも立たないであろうことも想像できます。

知っていることと理解していることは違います。書店にある書籍に書かれてあることでも、それを理解して実践すれば、効果が現れるまでの期間の長短に違いはあっても、それなりの効果は必ず現れるはずです。実践すれば、の話ですが。

さて、書籍に書かれているノウハウを、自分がどの程度理解しているのかを知る方法がありますので紹介します。

そのノウハウについて、本を書いてみてください。

本当に理解しているのなら、すぐに本の目次が思い浮かぶはずです。書かなければならないトピックが、100や200はすぐに思いついて、一週間くらいで一応書き上がるはずです。周りに参考書を置いちゃダメですよ。何も見なくても書けるのがポイント。

別に人に見せなければならない本でもないので、実際にやってみてください。ドラフト程度でもいいのです。すぐに目次が思い浮かばなかったり、トピックが思いつかない場合は「知っているつもり」になっているだけです。実際には全く理解していないのです。

わたしの書いたノウハウ本の中に「売りたいなら買ってみる」というトピックがあります。市販されている書籍で「アフィリエイト達人マニュアル」というものがありますが、そのなかで「買い物をしない人は売れない」という似たようなトピックがあります。

同じようなトピックなのですが、内容は全然違います。こういうことが、人によってノウハウが違う、ということなのです。また、単なる知識なのか理解しているのかの違いなのですね。

民法学者に「我妻栄」という先生がいました。日本で法律を学んだことのある人なら知らない人がいないという程の民法の権威です。わたしも学生時代に何冊も先生の本を揃えました。ほとんどが「揃えただけ」ですけど。

その我妻先生が奥様からいわれたそうです。「よくそう何冊も民法の本ばかり書けますわね」

あることについて理解している人は、同じテーマでも、様々な切り口、説明の仕方で、何度でも同じトピックで文章を書くことができるのですね。まあ、我妻先生クラスになると別格でしょうが。

本当にノウハウを理解していると本を一冊書けます。

もし、本を書いてみた結果、本当には理解はしていないのだな、と分かったとしても、文章を書いたことは無駄にはなりません。文章を書くことによって頭にある知識が整理され理解が深まるからです。決して時間の無駄にはなりません。やってみる価値はあると思います。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする