アガリクスが高いのは

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アガリクスというキノコが一ヶ月分数万円という価格で販売されています。アガリクスは癌などに効能があるそうですが、科学的な薬効の根拠はないらしいですね。それでも「効いた!」という体験談が多いようです。その人の気のせいかもしれませんし、心理的な作用で自然治癒力が働くのではないか、などという説もあります。

さて、このアガリクスの市場規模は、なんと300~700億円だそうです。すごいですね。

なぜ、たかがキノコがあんなに高価なのでしょう。知っていますか?それはですね、「安くすると売れなくなるから」だそうです。総じて健康食品関係は、価格が安いと売れにくく、ある程度高価な方がよく売れるそうです。価格が高い方が何となく効きそうな感じがするのでしょうね。

人が商品を購入するのは、その商品に対して何らかの価値を見出すからです。価格がその価値に見合うと思うとき、人はその商品を買ってもいいと「感じる」のです。価格が求める価値に見合わなければ購入しません。

アガリクスなどの健康食品の価値は「自分の命を長らえさせること」です。価値判断基準が自分の命なのですから、それに見合う価格は高くて当たり前なのですね。

もし、アガリクスが一ヶ月分1000円だったら、自分の命の価格は一ヶ月あたり1000円であることを納得した感じになります。普通の人は、そんなことは納得しがたいでしょう。命の値段としては安すぎます。

化粧品でもとんでもなく高価なものがあります。それでも売れています。購入者は、その商品にそれだけの価値を見出しているのでしょう。

世の中には、その商品に関心がない人にとっては「どうしてこんなに高価なの?」と思うものがたくさんあります。でも、高級ブランド品でも買う人は買います。バブルがはじけても、高級ブランド品の消費は全く落ちなかったそうです。

商品の価値には、自分の将来、自分のブランド、日常生活に必要、など色々あります。そして、それぞれに見合う価格があります。

日常生活雑貨などの価格は、その商品の製作原価に流通費を加えた価格が基準になります。機能や性能が同じなら、他の競合商品より安い方が売れます。

しかし、自分の将来の命や自分のブランドに対する価値を買う商品の場合は、価格は競合する商品とは単純に比べることが難しいのです。安ければいいというものでもなく、逆に高価な方が自分の気持ちを満足させることができる場合があります。こうした商品は、価格を下げると売れなくなるのです。

自分に関心のない商品が高価だからといって売れないと決めつけたりしてはいけないのです。その商品の価格が高いかどうかは、あくまでも購入者の価値基準が決めることなのですから。

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