アフィリエイト・サービス・プロバイダ


企業やショップがアフィリエイト・サイトと提携するためには、当事者同士が直接契約する場合と、アフィリエイト・サービス・プロバイダと呼ばれる仲介業者が両者の仲立ちをする場合がありますが、普通は後者の方が一般的です。

なぜアフィリエイト・サービス・プロバイダを仲介するのでしょうか。

広告を出す企業やショップが、自前でアフィリエイトをするとなると、次のような様々な手間がかかります。

アフィリエイト・パートナーサイト(広告を掲載してもらえるサイト)の募集
アフィリエイト・プログラムを実行するサーバーシステムの構築
アフィリエイト・サーバーシステムの運用
アフィリエイト・パートナーサイトへのフォロー
アフィリエイト・パートナーサイトへの成果報酬の支払い
等々

一方、ホームページを運営しているアフィリエイト・パートナーサイトの側でも、広告を提供している企業やショップを探したり、それぞれの提供企業のシステムを個別に理解して利用しなければならないなどの手間と知識が必要になります。

また、「成果報酬の支払い」は、双方にとって紛争になりかねないものです。

アフィリエイト広告を出している企業やショップからみると、アフィリエイト・パートナーが不正をしていないかという不安があります。

テレビや新聞などは、広告を掲載してその代金を企業収益とする広告掲載媒体のプロですから、広告を掲載していないのに掲載したことにして広告費用をだまし取るということは、普通は考えられません。それに、もしそんなことをすると監査のときに発覚するリスクがありますから、不正が出来ない仕組みになっています。

ところが、アフィリエイト・パートナーサイトの多くは個人や小企業が多いですから、広告を掲載することに対してプロとしての責任と自覚を持っているとは限りません。なかには不正な手段で広告費用(成果報酬)を得ようとするサイトもあり得ます。そうした不正がないかまでを管理して対応することは、広告を提供する企業やショップにとっては大変な手間です。

アフィリエイトをしているホームページ運営者にとっても、広告を提供している企業やショップが成果を成果として認めていないのではないかという疑念を抱く余地はあります。提携相手が大企業の場合でしたら成果認定のごまかしはあり得ないと思うでしょうが、中小の企業やショップなどの場合には「本当は成果が出ているのにカウントしていないのではないか。売れているのに売れていないことにしているのではないか」と疑いたくなることもあり得ます。なぜなら、自前のサーバーでアフィリエイト・プログラムを運用している企業やショップの場合には、売れたことを実際に把握できるのは、その運営している企業だけなのですから。

そうしたアフィリエイト・プログラムを運用する上での数多くの問題が、広告提供企業と広告掲載側ホームページ運営者の間に、第三者として双方の利益を調整する存在としてのアフィリエイト・サービス・プロバイダを仲立ちさせることによって解消されるのです。

ですので、アフィリエイト・プログラムに多くの企業とアフィリエイターが参加して、アフィリエイト市場を拡大するためには、アフィリエイト・サービス・プロバイダの存在は不可欠だった、ともいえるのです。


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